なんてことでしょうね。

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クセのある野菜

こんにちは、せがわです。

 

この間 旅館で出た「せり鍋」があまりにも美味しくて

これはぜひ家でも作ってみようと 鼻息荒くイオンに乗りこんだんですけど、

肝心のせりが売ってなくて 白目を剥きました。

しょうがないから、代わりに春菊を買いました。

それはそれで、まぁアリだなって感じで、美味しかったです。

 

でも、春菊はせりじゃないし、せりは春菊じゃないんだよな。

お互いがお互いになることなんて、できやしないんだよ。

オンリーワン、オンリーユー。

みんなちがってみんないいって、金子のみすゞちゃんもそう言ってた。

 

ただ私、パクチーだけはどうしても食べられません。

パクチーを食べると、あたしァねェ……頭痛がしてくんだョ……。

どっかの店のお粥に、薬味としてついてきたことがあって、それがトラウマです。

合わないだろ味が!!なぜ添えた!!そんなにシレっと添えられてたら

「あ、この食べ方ポピュラーなんだな、美味しいんだな」って思っちゃうでしょ!!

パクチー苦手だけど頑張って食べてみよう」って思っちゃうでしょ!!

おかげでひどいめにあったわ!!もうだれもしんじない!!

 

※余談ですが、新津きよみさんの『意地悪な食卓』っていう短編集で

 主人公が大麻の葉っぱ入りのお粥を食わされる描写があって、

 そのせいで、「大麻の葉っぱってパクチーみたいな味すんだろうな」

 という失礼極まりないイメージを持っています。

 パクチー好きの皆さんごめんなさい。

 

クセの強いハーブって、良くも悪くも、料理によって化けるんだろうなぁ。

カップヌードルトムヤムクン味に かすかなパクチーを感じて成分見たら

「かやく(パクチー)」ってバッチリ書いてあって「ハァォ!!」と思ったけど、

あれはまだ平気だったもんな。辛さと酸っぱさで中和されてたからな。

 

私、いつかパクチーちゃんと、上手く付き合える日がくるんでしょうか。

とりあえずパクチーちゃん、お粥さんとは別れたほうがいいよ。

アイツ、そのうちバカ高い英会話の教材とか売りつけてくるよ、あなたに。

 

では、今回はこのへんで。